ジャカルタへの旅行中に家族が下痢と急な発熱(40℃にまであがった)に襲われた為、病院の緊急窓口へ駆け込んだ時の経験から、旅行前の準備ともしその様な事態に陥った場合の対処法をまとめてみましたので、ぜひ皆さんの旅行の参考にして下さい。
ホテルをタクシーで出てたのが18時過ぎ
緊急窓口に案内されて、受付を済ます(この時に熱を測った)。
18時半前にベッドに横になり医師を待つ。医師が来て問診と触診、口の中をチェック。診察後に採血をすると共に3種類の薬品を点滴開始(2時間と言われる)
血液検査結果が出て、デング熱でない事、サルモネラ菌による感染での下痢と発熱ではないか?と言う事で、抗生物質を点滴開始(30分と言われる)
21時過ぎに全ての治療が終了
支払いを済ませ、病院内の薬局で薬を処方される。
21時半にタクシーでホテルへ
ホテル到着21:50
1-海外旅行保険の証券持参
シンガポールでも単発で旅行保険を販売しているので、日本の海外旅行保険に加入していない人は必ず加入して旅行に出る事 ちなみに今回の治療費は約35,000円ほどで済んだが、もし入院となると幾らになるか想像できない。
2-クレジットカードはVISAかMASTERを少なくとも1枚持参
使用限度がまだ充分にあるカードが必要となる。我々が訪れたジャカルタの大きな病院は支払いもカードで大丈夫ながら、この2種のカードのみと告げられる。キャッシュレスをできないか?と聞いたが、その旅行保険でのキャッシュレスの治療はできないとも言われた。
3-充分な時間の余裕を持って病院に行く事
朝から調子が悪いと聞いていたが、ここまでとは思わなかった。18時にホテルを出て、戻って来られたのが22時だった。
4-慌てず医療関係者には敬意を持って接する事
相手も人間なので、接する態度には注意する事が必要となる。パニックになり、どうしても声を荒げたくなる事もあろうが、言動に注意
特に医者はプライドが高い人が多いのはどの国も同じと思える。自分の場合には、呼びかける時には必ずDr.と呼ぶ。
今回は医療関係者のインドネシア人の皆さんに大変お世話になり、非常に感謝している。
5-日頃飲んでいる薬名やサプリ名、またアレルギーの有無を伝えられる様にしておく事
今回は結果4種の薬品を点滴や注射で投与し、5種の飲み薬を出された。飲み合わせの相性や、特に薬に重篤なアレルギーがある人は注意されたい。
6-処方された薬をメモしておく事
今回はシンガポールに戻った後に、まだ体調が完璧でない為に1回日系クリニックへ
そこで日本人医師にジャカルタでの療法と使われた薬、検査結果について再確認した。
その際に1つの薬名がうまくスマホで撮れておらず、何の為の薬だったか不明
メモも合わせて取っておくべきだった。
また、血液検査は抗体を調べるもので、短時間で抗体ができるのか?など不明な点もあるので、何の細菌感染かはわからないが、対処療法として間違ってはいないと補足説明を受けた。
7-ホテルのスタッフに相談する事
泊まるホテルの格にもよるが、ホテルのスタッフは親切にタクシーのアレンジもしてくれた。
8-医者を呼ぶか?自分が行くか?の判断
今回は医者を呼ぶ事は最初から考えずに、病院の緊急窓口に駆け込んだ。血液検査もしたので、できたら病院の施設を使えるこちらの方がよい。ホテルによっては、医者をアレンジするところもあるだろうが、一長一短に思える。判断は自分に委ねられている。
今回の経験に伴う海外旅行先での急病について、改めて思ったのは人間何が起きるかわからないという点を再認識した。
事前に旅行保険への加入は必要だろうし、また早急の判断も重要
今回失敗したのは、もう少し早く病院に行けばよかったという事、それにつきる。
要注意:我々はそこそこ英語を話し、海外の病院施設の対応方法も知っている為にまごつく事も少なかったが、自信がない方は通訳などのアレンジを頼むことも考慮されたい。
インドネシア共和国観光省公式ページの医療情報も合わせてご参考の程=>
こちらMRCCC Siloam Hospitals Semanggi
住所:Jl. Garnisun Dalam No. 2-3 Semanggi, 12930, Indonesia
電話:(+62 21) 2996 2888
緊急窓口電話:Emergency Department(+62 21) 2996 2777
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