スリランカ、コロンボでも歴史あるホテルGalle Face Hotel(ゴール・フェイス・ホテル)に2015年2月に宿泊。
旧館は改装中で、新館のみでの営業。
新館の入口車寄せから中に入ると、ドアマンが出迎え。長年勤めていた名物だったドアマンは既に亡くなっており、不在。
少しばかりの通路、その先にロビー。左手に客室に向かうエレベーター、その先にレセプション・カウンターがある。カウンター前にソファがおいてあり、近くにコンシェルジェのデスク(実際には改築のこの時期、コンシェルジェ業務をロビーマネージャーが行っているらしい)。
チェックインの事務作業が終わるまで、ここのソファで待つ間に、ウェルカムドリンクを飲む。
ロビーを抜けて海の方に行くと、遊泳は禁止ながらもプライベートビーチに着く。
また左の新館の海に面する側にプールがある。
泊まった部屋(オーシャン・ヴュー・スイート)は海が真正面に見える部屋の最上階(といっても4階)。スイートルームであるものの、部屋が壁で仕切られているわけではない。ただし、海側の角部屋になるので、リビングサイドに2つ、ベッドサイドに4つの窓があり、明るさは充分の部屋だった。
インド洋の水平線が見え、右手には改装中の旧館とその先に公園前の岸が長くつづく。
見下ろすとホテルのプールが見える。
レストランは下記があるが、上記2つは改築旧館にある為、行く事が出来ない。
1、Sea Spray Restaurant 閉鎖中
1、Sea Spray Restaurant 閉鎖中
2、The Verandah 閉鎖中
3、The Poolside Bar & Terrace
4、1864 Restaurant 朝食のビュッフェ
5、In on the Green
6、In-Suite Dining 夕食をオーダー
5のパブ以外は体験してみた(6はルームサービス)。
The Poolside Bar & Terraceは夕暮れ時からがお勧めながらも、日があるうちは日差しが強いので注意が必要。
我々は太陽が沈んでから、一杯飲みに行ってみた。
1964レストランでの朝食ビュッフェ
ジムとスパは地下階にあった。
ジムは小さい小部屋ながらも必要なものは揃っていた。スタッフは常駐はしてない様で、誰もいなかった。
スパは簡単に予約できた時に嫌な予感がしたのだが・・・・・・。
宿泊客として
より歴史を感じさせるであろう旧館は、2015年2月の宿泊時には工事中で立ち入る事が出来なかったのが残念。翌月オープンとの事だが、見る限りそれもかなり危ぶまれる(ちなみに手元のガイドブック地球の歩き方によると2015年1月には工事を終えてオープン予定とあったので間に合うか期待していたのだが)。
コロニアル調の雰囲気を味わうには格別な場所。新館のみの営業ながらも入口を入ると、狭いながらも独特の空間。
海に面した部屋から見るインド洋に沈む夕日を眺めるのは圧巻。海に面していない部屋に宿泊の場合には、ビーチ側に出てみて一度は見る価値はあり。
四六時中インド洋の波の音が大きく響く部屋では、異国情緒を味わえる事、間違いなし。
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朝はカラスの鳴き声が煩いのは何とかして欲しいところ。
また窓は開ける事ができるが、うまく閉まらなかったりする窓もあるので、注意する事。力任せに閉めようとして、窓ガラス等が割れ落ちる事があれば、下の階のスイートはバルコニーがあるので危険。
またエアコンの使用音だろうか?リビングの床からの騒音と振動を感じた。
このホテルで非常に残念だったのは、ホテルのサービスとして基本的な事が出来ておらず(ミスインフォメーションも多かったし、清掃は前日に使用したウェルカムのお菓子のお皿も汚れて置かれたそのままだった)、ゲストへの対応も融通性がなかったところ。
連絡の不備や対応の慇懃無礼さも合わせて楽しめる鷹揚さを持ち得ない、余裕がない人には宿泊はお勧めできない(我々が宿泊時にはバスタブのジャグジーが動かず、修理が入り一旦直ったが1回使ったら動かなくなった)。
ちなみにシンガポールからの問い合わせメールへの回答も他の同等レベルのホテルに比べても遅く、リマインダーをかけ、電話して返信が届くレベルだった。
特に気になった点は2つ
ルームサービスは2人にはテーブルのセットアップはしないと言われ、困る。さすがに運んできたスタッフが、ソファテーブルを指し、ここで食べれば?と言ったのは、あきれた。電話でロビーマネージャーと話しても、らちが明かなったので階下に降りて行き、直接話し、ようやくセットさせた時には料理は冷めていた。
部屋にダイニングテーブルがなく、料理を置ける大きさのテーブルがないのだから、料理を載せてくるカートにテーブルクロスをかけてテーブル・セットするのは、このクラスであればどのホテルでも何も言わずともやってくれる事。
色々とホテルに泊まって、よくルームサービスを取るが、こういう体験をしたのは初めてだった。
おまけに持ってきたビル(勘定)は間違っていた。部屋にあるルームサービスの価格表が違うとの事、ゲストにそんな事を言われても困る。
ここのスパは予約しながらも、その時間に部屋の準備をしておらず、また受付担当者の怠惰さと態度の悪さには驚いた。
しつこくマッサージの前にスチームバスをしては?と勧めてきたのも、マッサージルームの準備ができていなかった為だった。更衣室に行くと、スチームバスやサウナのスイッチも入っていなかったという間抜けさ。しかもワードローブもない。
予約時間前にスパに行く>スチームバス等をしつこく勧められる>時間がないので、シャワーだけ浴びてすぐにマッサージをと言いながらもスチームバスとサウナルームがある部屋(シャワー併設)に行き見てみると、それらは双方ともスイッチOFF、ロッカーにはバスローブもない>マッサージをうける部屋に行くとワーカー(男性)がカーテンを窓に吊るしていた。他のワーカー(男性)も入ってくる。>キャンセルを伝える>全然引き留められずにキャンセル
営業できるレベルではないスパだった。
救いはコンシェルジェカウンターにいて、それまでも色々と気を使って対応してくれていたロビー・マネージャーが対応してくれた事。
スパをキャンセルし、ロビーで途方に暮れていた我々の為に、既にチェックアウトしていたのだが、同じ部屋を夕方まで再度使える様に手配してくれた(彼にはルームサービスでの同僚マネージャーの対応も伝えていた)。
近くにはシャングリラやハイヤット等もオープンに向けて工事に入っている中、旧館のリノベーションだけでは厳しいのではないかと思える。
今もそのグレードを保っているクラッシックホテルに泊まるゲストは、施設の不便さや多少の騒音などは我慢できるだろう。ただそれらを補って余りあるスタッフのゲストに対する何か(ホスピタリティなど)を求めるのではないかと思う(これは日本人がお客様は神様だという考えとは異なる)。
まずは部屋からの電話を取ったらゲストの名前で呼びかける事から始めてはいかがだろうか?こちらから名乗る前に・・・・・・。
諸々、より一層の改善と努力を期待したい。
Galle Face Hotel(ゴール・フェイス・ホテル)
2 Galle Road, Colombo 3, Sri Lanka
電話:+(94) 11 254 1010