チェンライのホテルで9時にガイドさんと会い、さっそく出発
車は市街地を抜けるとまず大通りである国道1号線に出て、その道ををひたすらに北へ、メーサイに向けて走る。
途中いくつかある検問を抜けた。
左手には山の中腹に少数民族の村が見える。
道の両側には、田やタバコ畑、そしていちご園などが広がっていた。
晴天のもと、ひたすらに真っ直ぐな道がメーサイまで続いた。
メーサイ到着後に、ホテルでトイレを済ます。
客待ちのソンテオ、行き先が決まった定期便か?
さっそく国境を歩いて渡る事に
まずはタイを出国(要出国カード)し、ミャンマー側に歩いて向かう。
国境となるのはサーイ川に架かる橋
当然のことながら、ミャンマー側の看板は文字も変わる。
そうか、国境を越したのだという印象
ミャンマーの入国管理官の小さなオフィスにガイドさんに連れられて入って行く。
オフィサーに1人500バーツを渡し、入国
ヤンゴンに行ったことあるんだね、と言われる(パスポートにミャンマーのビザあり)。
”地球の歩き方”(’17’18)によると、ビザを持っていない場合のミャンマーへの入国は、一時入国として国境から5km以内の制限があるが、ここの観光局(Myanmar Travel & Tour)で追加許可を取ると、さらに奥のシャン州チャイントォンや中国国境の町モンラーまで行く事ができるそう。
ただし、タイへの戻りは必ずタチレイ経由
メーサイまでの道のりで、ガイドさんの案内でタチレク観光を依頼済み(ガイドさんに200バーツ、Tuktukに400バーツ)
オプションとしては、お寺か市場かという選択だったが、市場はさらっとでいいのでお寺が見たい旨を伝えた。
ミャンマー入国口でTuktukのドライバーの強烈な売り込み
ガイドさんが交渉・指名をして、Tuktukの駐車している場所へ
橋の右手には市場が広がっていた。
移動のTuktukは荷台に乗る形のタイで言うところのソンテオ
お寺を3個所廻り、さらっと市場を見学する予定
ミャンマーに入ると車は右側通行
1箇所目は、Wat Palelai Buddhist Temple
伝統的なミャンマースタイルのお寺で、何やらこの地では由緒あるような雰囲気
2箇所目は、Tachileik Shwedagon Pagoda
ヤンゴンのシェダゴンパゴダを模したパゴダで、丘の上に建っている。
自分の生まれ曜日、水曜日(午後)
3回ずつ、3個所に、お椀ですくった水をかける。
本物のヤンゴンのShwedagon Paya(シュエダゴォン パヤー)では2014年に訪れた。
3箇所目は、Township Dhammayon Tachileik
お寺なのだが教会の様な造りを持った建屋が特徴
天井に接する壁の側面の仏陀の生涯の絵も興味深いが、このお寺の仏像の見どころは、どこから見てもこちらを向いている仏像
凹型に作られた顔が全方向に向くという、例えれば全方位外交的仏像
3つのお寺を見終えて、市場へ向かう。
自転車通り過ぎた学生たち
市場の方向へ入る小道の反対側の公園の中に見える金色の像は、バインナウン王King Bayint Naung
タイの領土を睨みつけているところに、両国の歴史を感じる。
ここは最近できたとの事、道の反対から眺めるだけ
バインナウン王King Bayint Naungについては=>
こちらタイの歴史はミャンマーとの歴史は互いの侵略の歴史でもあるので、興味のある人は調べてみても良いかも知れない。
この辺りの時代の関連として、映画にもなっているタイのナレースワン王(タイの3大王のひとり)など 映画King Naresuan=>
こちら彼らの活躍するのは、日本では戦国時代くらいの時代
左手に銀行がある市場への小道を抜けて、市場をさらりと見て移動
市場の中にある中国風の御堂
ミャンマーの出国し、タイの入国へ
ミャンマーの出国を済ませた後の右手にあるお寺の様な建物は免税店
タイに戻るサーイ川にかかる橋の右側(左手がタイ、右手がミャンマー)
タイの小さな山の上にお寺が見える。
タイに戻るサーイ川にかかる橋の左側(左手がミャンマー、右手がタイ)
タイの入国管理官の手際が悪いのか?ここで長い列がなかなか解消されずに時間が経つ。
その内、ブース内にもう1人入国管理官が来て、手分けして入国のスタンプを押していった。
メーサイに戻った後、最北端の場所で写真を撮る。
実質的にはこの記念碑の裏手の階段を降りた先が最北端、そこには軍人が銃をもって控えていた。
改めて国境である事を思い知る。
ここに到着した時に使用したGOLDEN HOTELのトイレで用を済まし、移動
トイレ使用には小銭が必要(ガイドさんが支払ってくれた)
懐かしい輪タクが走る。
大学生時代のタイ旅行で1987年にチェンマイの駅に降りた時に、まだチェンマイにはTuktukが走っていなくて、こういう輪タクの時代だった。
ゴールデントライアングルでのランチへ向かう。
途中タイの国旗と王族の紫の旗が道行く道路の脇の家々に掲げられていた。
聞くと大学の卒業式典と合わせてこの周辺の視察を行ったとの話
ゴールデントライアングルのメコン河に沿ったホテルのレストランでビュッフェのランチ
食事は今ひとつか?
飲物を頼んで、暑気払い。
飲物は有料Watermelon Shake、Lemon Shake各80バーツ++(+10%サービス料、+7%税金)
200バーツ渡すが、サービス料金が入っているのに、お釣りをなかなか持ってこない。
10バーツ強くらいなので、まぁいいやという観光客が多いのだろうか?また、レストラン側もこれ幸いと思っているのだろうか?
続々とツアー客が入ってくるので、積もれば山となる金額だろう。
レストランのスタッフに言って、レシートとお釣りを持ってこさせた。
ホテルのレストランからの眺望に見とれる。
食事後はゴールデントライアングルのビューポイントでゴールデントライアングルの河で仕分けられた国境を見下ろす。
ワット プラ タート プーカオ Wat Pra That Pukhaoの下の方のお寺を越して、直接こちらの駐車場まで車であがってきた。
国境を見下ろすポイントでは、ルアック川(上流はサーイ川)がメコン河に合流する3ヶ国が川を境に接する場所が眼下に広がる。
階段では立派なナーガ迎える。
階段を登り、日本軍の慰霊碑で手を合わせた(以前はここ辺りがビューポイントだった様)。
こちらの文字は自民党代議士だった保利耕輔元大臣(佐賀県選出2013年に引退、父は戦後政治を支えたひとり保利茂)によるもの
さらに階段を登り、遺跡となっている丘の上の仏像を拝む。
祠の中には男性のみ足を踏み入れられる。
こちらの方は古いお寺で、既に地震等で遺跡状態になっている。
オピウム博物館を見学
阿片の説明のみならず、少数民族の説明なども
入場時に1枚もらえる他に、博物館の売店で絵葉書を購入
オピウム博物館 Opium House
212 Moo.1 (Ban Sop Ruak Village) Tumbon Wiang Umpoe Chinag Sean Chiang Rai Province Thailand 57150
電話:053-78-4060
07:00〜19:00
巨大な象の像の背中に乗って、記念写真
銅像が誰であるか、未確認
ウェブで探してみたが、わからずじまい
ランナー王朝の国王ではないか?と思われる。
ボートに乗り、ドンサーオ島へ渡る。
船着場でパスポートを預ける。
階段を降りていき、舟に。
舟は乗客の定員が5名、喫水も浅い為にあまり安定していない。
島へ着岸する前に、河が交わる場所、北に向かう。
水の流れなのか?風なのか?やたらに波打っていて、小舟が揺れる。
ひっくり返るのではないか?とも思えた。
舟は下流に向かい、左岸を目指す。
右手のタイ側にはランチを取ったホテルが見えた(黄緑のビル)。
Pra Puttha Nawalanteu プラ プッタナワラーントゥーの仏像
ドンサオ島 Don Sao Laosへ到着
中国に99年租借されている三角州の島
そこのマーケットを見学するも、つまらない。
滞在は15:28〜15:45
あまりとどまらずに、タイ側に戻った(行きとは別の舟)。
ドンサオ島のマーケットには観光客(中国人)向けのお店が軒を並べ、地元の人は売り子さん(その家族?)とホームレスらしき子供たち(写真には写ってはいない)
ここのマーケットについては、英語だが下記のページが詳しい。
漢字で木綿島と呼ぶらしい・・・・・・。
このラオス入国では、ひっくり返るのではないかとのちょっとした不安はあったものの、約20分もの小舟でのメコン河遊覧が楽しい。
途中、メコン河で漁をする漁師小屋を左手に見ながら、上流へ登った。
戻りは約10分で最初のタイ側の船着場に到着
戻った時に、乗り込んだ中国人団体は乗客6人が乗っていた。
舟の先に定員5人とタイ語で明記されていたので、ガイドさんとあれ大丈夫なのかな?と・・・・・・。
車に乗って、チェンセンを目指す。
左手にメコン河を見ながら、車は東へ向かう。
*車では河沿いを走ったので、下記の地図と車が走った道は異なる。
街に着くと、河辺に夜に出るであろう屋台等が見えてきた。
ここで食事をとると開放的な気分になれるだろうな、と思う。
右折して街に入っていく。
ワット ジェディ ルアン Wat Chedi Luangを見学
住所:Wiang Chiang Saen Chiang Rai 57150 Thailand
昔は88メーターもの高さの仏塔があったらしい。
1290年にセンプ―王の命により建築
廃墟となっていたところを寺としての建屋の再建が済んだところとの事
ドネーションをして、紙に名前を書き、置かれている木に貼る。
後ほど、菩提樹にたてかけられるとの話
長寿を祈る為だそうだ。
さっそく我々もやってみた。
仏像の前に置かれている写真が昔の写真
廃墟となっていたようだ。
堂内には昔の石柱が1本そのまま残されている。
何やら、少しばかり侘びを感じる造りに落ち着きを感じた。
このお寺がこの旅行で訪れたお寺の中でいちばん印象に残っている。
ここの仏塔はタイのお寺の原型になったと言われるもの、以前はもっと高くそびえていた物らしいが、幾度もの崩落と再築を経て今の高さ
チャイソンクラーム王もしくはその子のセンプ―王の銅像
ガイドさんの説明だとマンラーイ王がその子をチェンセーンにおいて守らせたという話であったが、チェンセーンの再興はどうもその子のセンプ―である事からして、そのいずれか。
ガイドさんからは、名前も聞いていたが、メモしていなかった(センプ―と聞いた記憶がかすかに残っているが・・・・・・)。
下記を合わせて参照(ランナー王朝のマンラーイ王朝の歴代国王)
今回銅像のパネルの写真を撮っていなかった為、ゴールデントライアングルとお寺の銅像が誰であるかを、後ほど確認できなかったのが残念
ウェブで探せばわかると簡単に思っていたが、探し当てず。
ツアーの見学ポイントはすべて終了し、一路チェンライへ
チェンセーンの街からでてのロータリー、中心の白象が印象的
帰路に通ったメーファールアン大学がある近くは学生街だという事で、通りが賑やか
その辺りから混み始め、チェンライの街に入る手前辺りから渋滞
チェンライの名のもととなったランナー王朝のマンラーイ王の銅像の像の前を通過
ホテルの到着が18時だった。
スケジュール
9:00 ホテルでガイドさんと会い、車に乗り込む。
10:10 メーサイ到着
10:25 国境を越えてミャンマーへ
10:40(タイ時間) お寺
10:55 お寺(Tachileik Shwedagon Pagoda)
11:13 お寺
11:30 マーケット
11:45 国境を越えてタイへ
12:15 タイ最北端の地
13:00 ゴールデントライアングルのホテルでランチ
13:57 ゴールデントライアングルの展望台、お寺
14:25 オピウム博物館
15:10 舟に乗船 遊覧後にラオス側に
15:55 タイ側に戻る。
16:19 チェンセーンのワットジェディルアンに到着
16:47 一路チェンライへ
18:00 ホテル到着
ツアーを終えて
ガイドさんもドライバーさんも、行動も言動も穏やかな人たちで、リラックスしての楽しい1日だった。
我々の場合、英語ガイドでもあまり不便を感じないので、その点もストレスが少ない理由かも知れない。
今回の大きな目標はゴールデントライアングルに行く事だった。
長い間、行きたいと思っていた場所であったので、印象深い。
ただ、意気込んで行ってみると、思っていた以上に道が整っており、少し拍子抜けをした。
もう少し悪路を想像していたのだが・・・・・・。
ガイドさんに聞くと、道が大きく整ったのは、この10年との話
ガイドブックからして、ゴールデントライアングルは、もう少しうらびれた山間部の町だと思い込んでいたが、メコン河沿いに広がる広い盆地だった。
チェンライからゴールデントライアングルへは、個人でバス等で行ってもいいかなとも思っていたが、効率的に行く為にツアーに参加
当初JTravelのツアーは色々とあって、どれにすればいいかと迷う。
問い合わせをしてお勧めを聞き、初めてという事もあり、まずはスタンダードのお勧めのツアーに申し込んだ。
チェンライ到着後にオフィスに行き、予約をした(ホテルから歩いてすぐの場所にオフィス)。
理由は、シンガポールから日程を決めて、申し込もうかとも思ったが、移動の疲れなども考えて日程を決めきれなかった為
車もガイドさんも準備可能という事で、プライベートでの申し込み(1人2,200バーツで合計4,400バーツ)ができたので、自分たちのペースで観光できたのが嬉しい。
今度チェンライに再び行く機会があれば、次は別の場所へのツアーに申し込もうと思う。
なお、ウェブでは、タチレクでのオプションが、人力車によるタイヤイ(シャン)の村となっていたが、既にタチレクの入国側には人力車など見ず、この辺りは大きく変わったのかな?と思える(ツアーの詳細のコピーを確認していなかったので、後で気が付いたので、ガイドさんには聞いていない)。
また、我々がツアーに参加した2月も日陰は涼しいものの、日光に当たるとかなり暑いので、日よけ対策は必須
強い光などに目が弱い人は、サングラスを持参する事も必要かも?
チェンライ市内にある代理店(J.Travel Service)
J.TRAVEL SERVICE
595/1 Phaholyothin Road Muang Chiang Rai 57000 Thailand
参加したツアーは JTS001 タイ〜ラオス〜ミャンマー3カ国訪問ツアー
旅行先では些細な事がきになるもの
ランチの時に見下ろすメコン河の手前に生えていた、たわわと実るパパイヤが気になる。
東南アジアに住み長い年数が経ったが、幹自体も見た事のないくらい太いものだった。
この下流にルアンパバーンがあるのか、としばしラオス旅行にも思いをはせた。