2016年2月に旅行したシドニーでは、Opal card(オパール・カード)を使用
利用方法は簡単で、読み取り機に乗車時にTap On(タップ・オン)、降車時にTap Off(タップ・オフ)するだけでよい。
日本でのSuicaなどのカードを想像していただきたい。
*ただし、バス以外は車内出入口でなく駅に読み取り機があり、例えば郊外の駅も同様で改札がない場合があるので、注意が必要
*タップ・オンやタップ・オフを忘れるとデフォルト運賃がかかり、またタップ・オンを忘れ乗車するとペナルティを課される事もあるので合わせて注意
2016年1月より、片道チケットと往復チケットを残して、紙のチケットは発行されなくなった(ガイドブックでは紙の1週間チケットなどが紹介されている事があるので要注意)。
Opalを持っていても、最低金額が入っていない場合には、中に入る事が出来ない。
*最低金額は、乗る公共交通機関の種類や時間によっても異なるが、電車4ドル・フェリー6ドル・バス3ドル・ライトトレイン3ドルを目安に
我々は郊外に行ったおり、残金が2ドルを切っていたので、片道チケット(Single Ticket)を購入して移動した。
チケット販売機械横には、OpalのTop Up(カードにチャージする事)の機械があるが、クレジット・カードなど現金以外でのトップアップのみ可能
インターネットや電話でもクレジットカードを利用してのトップアップができるが(電話の場合には最低金額が40ドルから)、依頼してから金額が入るまで時間がかかる。
我々の様な旅行者が10ドル単位でトップアップするのには、コンビニ等に行く必要がある。
Opalの旗が外に出ている売店などを探し、機会があるごとにトップアップをする事をお勧めする。
Opal についての詳細(日本語)は=>
こちら(PDF)
上記の大事なところのみ抜粋と若干の補足説明
Opalカードの入手方法
• opal.com.au にアクセス
• 13 67 25 (13 OPAL)に電話(週7日、24時間受付) オーストラリア国外からの電話番号は、+61 13 67 25
英語を話さない方は、131 450 また+61 3 9203 4027(オーストラリア国外からかける場合)の翻訳通訳サービスに電話をかけて、
Opalカスタマーケア(13 67 25)につないでもらう。
• Opal取扱店にて
(大人用および子供/青少年用のみ)
*旅行者としては、現実的には取扱店にて入手するのがよいだろう。
取扱店は、駅やフェリー乗り場などのチケット売り場などの近くにある。ちなみに我々はサーキュラーキーのチケット販売窓口近くの売店で購入し、まずは20ドル入れてもらった(カード費用は無料)。
Opalの旗を入口に掲げてあるお店もあるので、それを目印に探してみよう。
また、ビジターセンターなどにもパンフレットの中にカードが取り付けられてあり、それをカウンターでトップアップ可能(Rocksロックスのビジターセンターで、下記写真水色のSydney Visitor Pack)
Opalでのトリップ、トランスファー、ジャーニーについて、その意味
• トリップとは、タップオンとタップオフを一回ずつ行う、一種類の公共交通機関での移動の事
• トランスファーは 、単独トリップの終了時に記録される。
60分以内 *に再度タップオンすれ ば 、複数のトリップを結合したジャーニーになる。
一種類の交通機関しか利用しない場合には、各運賃を別々に支払うのではなく、乗車した距離に応じた運賃が課金
• ジャーニーは、単独のトリップまたは便間のトランスファーが60分以内*に行われた場合の複数のトリップから成る。
* 60分は、Sydney Ferries Manly便を除くすべての便に適用( マンリー便の標準トランスファー時間はタップオンから2時間10分)
Opalの特典
Weekly Travel Reward(ウイークリートラベルリワード)*
Opalは頻繁に利用するほどお得
同一週に有料のジャーニーを8回行うと、その週のそれ以降のジャーニーはすべて無料
*乗り換えなどは1ジャーニーにしかならないので、注意が必要
Daily Travel Cap(デイリートラベルキャップ)*†
Opalなら、同一日に支払う運賃の上限額は大人$15、子供$7.50、シニアおよび年金受給者$2.50
Sunday $2.50 Cap(日曜$2.50キャップ)*†
日曜日に公共交通機関網を利用すれば、1日$2.50で例えばSouth Coastからthe HunterやBathurstからBondiなど、どこでも乗り放題
60 minute transfer (60分トランスファー)^
Opalの60分トランスファーを利用してもお得
お店に立ち寄ったり、友人と会うためにジャーニーを中断しても、60分以内にジャーニーを再開すれば、運賃は一回分しか課金されない。
* Opalでは一週間は月曜日から日曜日まで、一日は午前4.00時から翌日の午前3.59時まで
カードの購入日に関係なく、8回の利用は月曜日からカウントされるので、注意
† 国内線および国際線の空港駅では、大人$13、その他のOpalカード保有者$11.60の空港アクセス料が発生
(週毎の上限額はそれぞれ$23、$20.50)。この料金は、日毎または週毎の上限額からは除外
^ 60分は、Sydney Ferries Manly便を除く全便に適用
マンリー便のトランスファー時間は、フェリーの航行時間を考慮して、タップオンから2時間10分
また、Opalの60分トランスファーは両シドニー空港駅では適用されない。
使用時に考慮(注意)する点は、
・市内バスはOpalがないと、現金では乗車できない様なので、公共交通機関を利用する人は入手しておきたい。
実際ボンダイビーチで、現金で乗られないかと聞いて、乗車を断られた人がいた。
・バス以外は車内に読み取り機はなく、各駅に読み取り機があるので、そこで必ず乗り降り時にタップする事
・郊外の電車の駅も同様に改札がない場合があるので、読み取り機で確実にタップ・オン、タップ・オフを行う事
・電車は駅の改札でタップ・オン、タップ・オフをする。
・同じ機械で2回タップすると、タップがキャンセルされる。
読み取り機が正確に作動するかを確実に見ておく事
・Ferries Manly(マンリー間のフェリー)便を利用する際には、停泊所は一箇所のみのためタップオフする必要はなし
・使用開始日が何曜日になるかにもよるが、最初の設定金額をいくらにするかを考える事
ちなみに、我々は最初20ドル分を購入して、あとは10ドル単位で2回のトップアップを行った経験上、最初に30〜40ドルトップアップする事をお勧めする。
可能であれば、カード入手時のトップアップで1週間利用可能なのが理想
・乗り換えをした場合にはジャーニー数を確実にカウントする事
我々は9ジャーニー目にも料金の引き落としがされており不思議に思っていたが、実際は(それは乗り換えが2回あり)7ジャーニー目だった。
Opalが利用できる交通機関
・NSW TrainLink Intercity trains =>
こちら・Sydney Ferries =>
こちらマンリービーチに行くのに便利
・Stockton ferry
・Buses 市内は現金では乗る事ができないので、Opalを入手する必要性あり
・Light rail =>
こちら*現在セントラル駅の北側に延長中
参考:Opal card(オパール・カード)公式ウェブサイト 英語版、日本語版(PDF)
当記事は全ての情報を網羅したものではありません。また筆者の勘違いもあり得ます。
当記事による不利益に関してはその責を負えませんので、必ずご自身でも確認の上Opal card(オパール・カード)をご利用下さい。